2021/03/18 18:31

保木 詩衣吏 「 Layer bubbles ボウルS 」


今回ご紹介するのは、保木詩衣吏さんのガラスボウル。

レースのような泡のような繊細な模様がユニークな作品です。

片手で持てるサイズなので、デザートやサラダなどに使い勝手が良さそうです!

水を張ってお花を浮かべる花器にしてもお洒落かもしれません。



ボウルの底を見ると、ガラスが層になっているのがお分かりいただけるでしょうか。

ここに保木さんならではの制作技術が隠されています。

板ガラスに陶芸用釉薬で絵付けを施し、それを重ねて焼成することで美しい模様を出しているのです。

ガラスの層が重なることにより、グラデーションや絶妙な色の混ざり合いが生まれます。



保木さんの作品は、テーブルの色やランチョンマットや敷板によって見え方が様々に変化します。

強い光を浴びると木漏れ日のような影が現れ、さらに作品の輝きが増して感じられるでしょう。


”留める”ことをテーマに制作活動をされている保木さん。

作品からは水のような波のような流動的なイメージを受けます。

そこには「留まらずに消えていくものをそれでも留めていきたい」という想いがを秘められているそうです。

硬質なガラスという素材に、柔らかく優しい想いがこもった不思議な存在感のある作品ですね。


保木さんの他の作品もぜひご覧ください。

保木 詩衣吏  朴の器 S


保木 詩衣吏  雪溜まり 片口


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