2021/04/12 16:56
中村多喜美「こいのぼり 青」
桜の季節が終わり、
いよいよ初夏の始まりを感じる季節になってきましたね。
今回ご紹介するのは、九谷焼のこいのぼりです。
サイズが大中小の3種類ございます。
節句飾りで4月から5月にかけての爽やかな季節感を楽しみましょう。

こいのぼりを飾る風習には江戸時代まで遡る歴史があります。
濁った水のなかでも生きられる鯉の生命力。
そして”鯉が滝を登り龍になる”という中国の言い伝え。
こうした力強いイメージによって鯉は昔から愛されてきました。
今のこいのぼりはナイロンやポリエステル生地ですが、昔は和紙で作られていたのだとか。
最近は室内に飾るおうちが増えているようです♪

鯉のうえにまたがっている童子は、金太郎のイメージ。
これは「金太郎が自分より大きな鯉をつかまえた」という伝説が由来です。
金太郎の強さにあやかって、鯉とともに親しまれてきました。
鯉と金太郎を組み合わせることで、パワフルさが倍増するようですね。

中村多喜美さんのこいのぼりは、実は青色だけではありません。
九谷焼の色絵と金彩がきれいな赤色のこいのぼりもございます。
空間を華やかにしてくれる存在感あふれる作品です!
こちらは童子が二人楽しそうに鯉にまたがっています。
青色でも、赤色でも、鯉と金太郎の豊かな生命力を分けてもらうことができそう♪
節句とは、日本ならではの季節を感じる行事。
ただ子どもの成長をお祝いするだけでなく様々な楽しみ方があります。
節句の飾りをすることで、4月5月の爽やかな季節をさらに爽やかに感じることができたらいいですね!
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