2021/07/24 18:25

前田真知子 みのり ブローチ


今回ご紹介するのは金工作家・前田真知子さんの小鳥のブローチ。
金沢の伝統工芸「象嵌」という技法で作られています。
素材はブローチごとに違い、銀、真鍮、黒味銅、四分一、と様々です。
小鳥がくわえているビーズも、パール、ガラス、スワロフスキーとそれぞれ違います。
 
「象嵌」とは土台の金属にミゾを彫り、そこに別の金属を嵌める技法です。
色彩や質感の異なる別の素材を組み合わて、模様や絵柄を生み出します。
繊細、複雑、奥深い、そんな金工技術の妙を味わえる技法です。


経年変化を楽しめることも、金工アクセサリーの魅力です。
使えば使うほどに渋みや深みが増して、味わいのある色合いになります。
象嵌は異なる種類の金属を組み合わせているので、経年変化によって模様が際立って見えることもあります。真鍮がアンティーク調の深い色味に変化すると、銀の模様がより美しく映えるようになります。
味わい深く落ち着いた色合いがお好きな方には、ぜひおすすめしたい一点です。


鳥の羽根は葉っぱのような形になっています。
くちばしにくわえたビーズが、かすかに揺れるのも魅力的です。
“みのり”というタイトルにあるように、自然の実りや豊かさが表現されているのかもしれません。

小ぶりでシンプルなデザインなので、季節を問わずお洋服も選びません。
5種類のなかから色と形を見比べて、ぜひお気に入りの小鳥を見つけてください。


前田真知子 象嵌帯留め・ネックレス「彩」

前田さんの作品は他にも象嵌の帯留めネックレスがございます。
2wayの素敵なアクセサリーなので、こちらもぜひご覧くださいませ。

ご不明点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

dining gallery 銀座の金沢
中央区銀座1-8-19キラリトギンザ6F
11:00~19:00
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